自分は「何かの一部」ではなく、
「自分は自分なんだ」ということを教えてくれるお話です。
こなごなじまに行ったペツェッティーノは、
自分自身も、いろんな部分が集まってできていることに気付きます。
全部併せて自分、ということですよね。
とても抽象的ですが、とても深いお話で
読めば読むほど、昔の自分を思い出しました。
「自分って何なのか?」
自信がなくて、悩みに悩んだ10代・20代の頃の自分を見ているようでした。
何かの一部でありたい気持ちと、自分は自分でしかない気持ち。
前向きに受け止められるようになった時、人は一歩前に進むことができるような気がします。
もし私が10代の頃にこの本と出合っていたらハッとしたのではないか?と思います。
もちろん、悩みに悩んだことも含めて今の自分があるので
悩むことは大事なことだと思っています。
でも、悩みを軽くしてくれるものの存在は貴重です。
将来、うちの娘たちも自分について悩むようになったとき、
そっとこの本を添えてあげられたらいいなと思います。