ある日、お百姓さんとおかみさんは市場へ出かけました。お百姓さんは、おかみさんが「世話をするの大変だよ」と言ったにもかかわらず、太った子豚をみんなまとめて買ってしまいました。翌日から、おかみさんは子豚の世話にてんてこ舞い。おかみさんは、奇想天外な発想でお百姓さんを起こそうとします。でも怠け者のお百姓さんは、おかみさんが何を言ってもベッドから出てきません。怒ったおかみさんは、子豚を全部隠してしまいました。子豚がいなくなったことを知ったお百姓さんは、ベッドから飛び起きてとっても反省しました。そこでおかみさんは、隠していた子豚を連れてきて、めでたしめでたし。
小学校2年生の国語の教科書に出てくる『がまくんとかえるくん』の作者が文を、奥さんがその文に絵をつけた夫婦合作で作った絵本。怠け者でどうしようもないお百姓さんとしっかりもののおかみさん。あれれ。がまくんとかえるくんみたいな関係だぁ。『がまくんとかえるくん』のお話を知っていても、知らなくても、楽しめる作品になってます。
読み聞かせをすると7分程度です。