古代魚のシーラカンスが地下鉄に乗っている・・・?
そんな不思議でありそうもない出来事が、読んでいるうちにあってもおかしくないかもと思えてしまうほど、物語に引き込まれてしまいます
ぼく(マコト)とアキラがであった陸シーラカンスは予測をはるかに超える年齢だった
そこでアキラは「師匠」と呼ぶようになり、一緒に冒険することに・・・
冒険といっても水族館やプラネタリウムへ行くことくらいなのだが、そこで不思議な体験をします
少年二人がシーラカンスとの出会いを通して、それぞれ迷っていた自分の道を真剣に考えて成長していく姿が、子供にもわかりやすい表現で語られています
登場してくるコクボ博士は子どのたちの理想の大人の姿のような気がします
大人になっても子供のころの心を忘れないってことは簡単なようで難しいことですよね
意表をつく結末はあっぱれで実にすがすがしい!
これがはじめての単行本とは、すごい作者に拍手!
小学校高学年の男の子にお勧めです