子供の頃からよく見上げたお月様。
消え入りそうに細い月も、三日月も、半月も、まぶしいくらいに光り輝く満月もどれも素敵ですが、一番きれいに見えるのはやっぱり秋の月でしょうか。
きつねのコンタもお月様が大好き。
おじいさんぎつねに、『年に一度満月の日にお月様を洗う』という話を聞いて、自分も洗ってみたいと願います。
楽しみにしていたその日、コンタは長い竹竿の先にすすきの穂をつけたほうきを手に、おじいさんと高い山を目指します。
そして、待ちに待ったまんまるなお月様が上って…?
きつね達の絵が、とてもかわいかったです。
みんなでお月様を洗っている場面では、きつね一匹一匹の一生懸命さが伝わってきました。
「ぼく達が洗ったんだぞ」って、お月様を洗う仕事にみんな誇りを持っているのでしょうね。
コンタ達きつねがきれいに洗った満月を、今年も見るのが待ち遠しくなりました。