『EVERYTHING BUT THE HORSE』が原題。
作者の少女時代の自伝的作品。
ホリーの家族は、ある日突然、田舎の農場に引っ越したのです。
戸惑うホリーでしたが、やがて、動物たちに囲まれてクラス生活にすっかり慣れてきます。
そんな中、ホリーが出会ったのが、馬。
すっかり見せられますが、馬を買うことに家族は反対します。
それでもあきらめきれないホリーでしたが、
ハロウィンの日でもある誕生日に思わぬプレゼントをもらうのです。
それは馬ではなかったのですが、
ホリーに疾走する楽しさを体感させてくれる相棒となったのですね。
ホリーの一途な思い、両親がそれに精一杯受け止めている様子がほほえましかったです。
絵本作家でもある作者が、どうして絵を描くようになったか、のエピソードでもあります。
実際、この作品の馬の絵は素敵です。
女の子の想いがギュッと詰まった作品だと思います。