ホリーの誕生日プレゼントは、てっきり”馬”とばかりと思っていた
私なので、「まだプレゼントがあるのよ、ホリー。さあ、納屋へ行
く?」 ”わかってた!わかってたわ!わかってるのよ!
行く! 行く! 今すぐ!”わたしは駆け出した。
大きなこのプレゼントが目に入った途端のわたしの気持ち、
わたしは隠しきれなかったと思う。
やっとのことでわたしは口ぶえをふいた。
「・・・・・すごい」
「のってみないのか、ホリー?」父が言った。
ページを捲ると、赤い自転車だったので、
え、ええっ・・・・・・・・・でした??
ホリーは、赤い自転車に「ビューティー」と名づけて喜んで
ました。あまりにも馬のことばかり描かれていたので、びっくり
した私でした。でも、ホリーが喜んでいたから、よかったんだと
思いました。とても水彩画が綺麗です。