小さな体で長い長い旅をする渡り鳥。
それだけでも凄いなぁ・・・と思いながら読むことが出来ますね。
この本はそれだけでなく、地球の環境問題にも触れ、渡り鳥が通る度、少しずつ失われていく自然の様子が描かれています。
人間が繁栄するためには、自然が減っていくのは仕方のないことかもしれません。
けれどただ自然が減っていくのと、ゴミが放置されていたり海が汚れていたりして、自然が消滅していくのは別次元のことなのだと、この本を読んでいると気づかされます。
沢山の生き物が共存している地球が、いつまでもいつまでも共存していられるようにするには、人間の多くの努力が必要なのだと考えさせられました。