堀内誠一さんの絵本を読んでいると、名作への挑戦というものが多く存在するように思います。
『おやゆびちーちゃん』『七わのからす』『秘密の花園』『オズの魔法使い』など。
堀内さんと大塚勇三さんのコンビで『あかずきん』というペーパーバックが出ていたなんて、堀内誠一さんの絵本を読み始めるまで全然知りませんでした。
無邪気なあかずきんと、ずる賢そうなおおかみの表情が見ていておもしろいです。
特に、あかずきんと一緒に歩いているおおかみの表情や体の動きなどは、今にも動きそうな感じにさえ見えます。
このおおかみは、『きこりとおおかみ』のおおかみに似ているかも。
よく知っているお話なだけに、堀内さんが描くと『あかずきん』はこんな世界になるというのが興味深かったです。
旅をよくされた堀内さんだけに、ドイツへも取材に行かれたのかななんて眺めてました。