絵画「モナ・リザ」が自身を語るスタイルです。
私は小学生の時に複製画を前にして、素晴らしい名画であることを解説する担任の先生の熱を帯びた様子だけが記憶に残っています。
その後、ダ・ヴィンチについて学ぶ機会があった時に「モナ・リザ」に再び向き合いました。
やはりその頃も、先生の前では決して言えなかった眉毛の無い不気味さ・男性っぽい顔・黒づくめの(喪中)衣装等、幼い頃のこの作品への不可思議な印象はあまり変わりません。
確かに空気遠近法や目の魅力・微笑みの謎などダ・ヴィンチの才能の並外れた力は理解できました。
この作品は1911年「モナ・リザ」が盗まれた経緯について詳しく述べられています。
イタリア生まれの作家の作品が、今フランスにある事情は後に世界史でお子さんたちも学ばれると思います。
まずは、複製画を横に置きこの作品を楽しまれる所をスタートとしても良いのではないでしょうか。
ただし、この名画へのお子さんの率直な感想を大切にしてあげてください。
鑑賞者の感性こそが、第一かと思います。