キャラクターとしてはよく知っているけれど、今までおはなしは読んだことがなかったムーミンの世界。小さい子でも楽しめるムーミンの絵本があると知って、気軽に読み始めるのチャンスと思い、子どもたちと一緒に何冊か揃えて読んでいます。
こちらの「ムーミンのおはなしえほんシリーズ」は、美しい色の挿絵と凝った装丁が魅力かなと思います。表紙は少し浮き上がった部分が、光の加減でキラキラと光ってきれいです。見返し部分もかわいいキャラクターが並んで、このままテキスタイルになりそうです。
特に、この『ゆきがふるよ、〜』は、自分の北欧の秋から冬のイメージにぴったりな色使いでした。ちょっと寂しい雰囲気の景色とは対照的に、ムーミン谷に住む人たちが、キレイな色のマフラーや洋服を身に付いてるのも、おしゃれで素敵です。北欧の人たちは、こんな風に長い冬を過ごして春を待つのかな。と読みながら遠い国に思いを馳せたりしました。