ビッケは勇猛なバイキング族長ハルバルの息子。
彼は戦いより知恵と工夫で乗り切る子どもです。
ビッケの飄々とした様子、
知恵の使いように感心しました。
バイキングらしい父との対比のような存在でありながら
その功績により、
周囲に認められていくのは痛快で面白い作品です。
オオカミに追いかけられたり、領主に捕まったり。
ビッケを襲う困難は
子どもとしてもバイキングとしても
とても大きなもの。
どうなるんだろう?
どれも鮮やかな解決をしてくれます。
ぜひ読んで確かめてみてください。
どうにもなりそうもないとき、
ビッケのように頭を動かしてみよう。
「北欧の一休さん」、
ぜひ自分にもその発想力をほしいものですね。