ビッケの本は初めて読みました。
バイキングの族長の息子と聞いて、どれほど強くて勇敢な男の子なんだろうかと思っていたら、まったくイメージと違いました。小さくてこわがりで、全然バイキングっぽくありません。
それでも、ひらめき力だけは抜群に優れていて、数々の困難な状況を見事に解決していきました。道化師に化けて脱出を試みる場面では、頭を丸坊主にするというビッケの大胆な行動に驚きました。意外と肝が据わってるんですね。
本に出てくるビッケのお父さんやお母さん、バイキングの仲間たちなど、個性的なキャラクターの会話のやりとりも、イキイキしていて場面が思い浮かんですごく楽しかったです。
自分もビッケの仲間になったような気分で、あっという間に読んだ1冊でした。