大好きな 大好きな ちいさなボート。
毎日 毎日を 共に過ごした ちいさなボート。
ちいさなこぐまは 大きなこぐまになって ボートに乗れなくなりました。
子供時代に とっても大切にしていたもの☆
誰でも思い当たるものがありませんか。
我が娘の場合は 私の作ったワンピースでした。
ファスナーがやっと上げられる
キツキツのつんつるてんになるまで着てくれました。
どうやっても 着られないとわかった時は とってもがっかり。
こういう物を手放すタイミングって 難しいですよね。
大きなこぐまは 自分の代わりに ちいさなボートと楽しい時を過ごしてくれる
「ちいさなこぐま」を探すことにします。
そして やっと見つけた「ちいさなこぐま」に
(大きなこぐまになった時には
ちいさなこぐまを探してこのボートをプレゼントする)
という約束をして ボートをあげてしまうのです。
ちいさなボートも 青い湖を泳ぎ回りたいと思っているはずだから…と。
大きなこぐまは ちいさなこぐまが 夏の間中 ボートで楽しそうに遊ぶのを
良い気分で ずっと見ていました。
娘のワンピースは 5〜6年たんすのこやしになっています。
もう少し早く この絵本に出会えていたら
従妹に おさがりとしてまわせたなぁ…と思いました。
大きなこぐまは ちいさなこぐまが ボート遊びをするのを見て
自分の成長を感じたのではないでしょうか。
ちいさなこぐまを とっても可愛い!とも思ったことでしょう。
そして 自分の大切な『ちいさなボート』が 大切に受け継がれていることを
何よりも うれしく感じたのではないでしょうか。
今からでも 遅くないかな。
娘のワンピースを 大切に着てくれる ちいさな女の子を探してみます。
(2歳〜楽しめます)と書いてあるように
言葉も 理解しやすく 挿絵も かわいらしい・優しい感じの色使いです。