森の中は、恐いものでいっぱい・・・。
森を進むにつれて、ウィニーは身も心も、ちぢこまっていきます。
仲間に出会う前後の対照的な色彩とウィニーの体の伸び縮みが、
心の動きをうまく表現しているなと思いました。
人間は、ひとりで暮らすことはできても、
ひとりだけで生きていくことは難しい。
立ち向かわなければいけない時、
何かを成し遂げようとする時、
心が折れそうな時、
そして、嬉しい時も、共有してくれる誰かがいてくれること、
それだけで、同じ景色が違って見えます。
知識だけでもだめ、力だけでもだめ、
もちろん、お金だけでも・・・。
心から信頼し合える仲間をつくること、
それが、
自らを守る一番の方法であり、一番の幸せ。
親自身も、こども一色ではなく、
仲間を持ち、大切にし、大切にされていることを
こども達にも感じさせてあげることが、
何よりの説得力になるかなって思います。