幼稚園実習で読みました。2011年10月30日が初版。私は出たばかりの本を本屋さんでペラペラとめくり、面白い!と思って衝動買いしました。前評判も何も聞いていない本を幼稚園実習で読むなんて、正直、怖かったですが、とにかく試してみました。
私の不安などまったく必要なかったようで、冒頭から子ども達は目をキラキラさせて、ページをめくるたびに入り込んで行きました。ゆで卵姫が誘拐されてお弁当の中身同士が戦うという発想に魅せられたんでしょうね。実習先の先生も魅せられていました。「こういう絵本があるんですね。子ども達も夢中になっていたし楽しい絵本ですね。」とおっしゃっていました。心が明るくなるんです。
ストーリーはそんなにひねっているわけではないのですが、とっても歯切れの良いリズム感があるんです。色彩も豊かだし、登場してくるキャラクターひとりひとりの個性も豊か。
あなたはサンドイッチ派?おにぎり派?とよく聞かれる質問ですが、この本では、どっちもお弁当として、私たちの胃袋も、心も温かくしてくれる仲間なんだからお互い仲良くしましょうね〜!というようなまとまりで、最後のページを見るとホッとします。
次回の保育園実習でも子どもたちに読んであげたい1冊です!