荒井良二さんの描く絵本が好きなので、こちらの本は娘に読み聞かせながらも、ほぼ自分の為に読みました。
表紙からしてインパクト大な独特のタッチと色使い。それだけで心を掴まれました。そしてページを開くと次々と目に飛び込んでくる美しい情景。思わず見入ってしまいます。
「うみはやっぱりそこにいて そらはやっぱりそこにある」
「だから ぼくは(わたしは) ここがすき」。
当たり前の日常が当たり前なんかではないこと。毎日奇跡みたいな日々を過ごしていること。どんなにつらく悲しい時も、それでもやっぱり朝が来るということ。生きるということ。短い文章の中にたくさんの想いが詰まっているように感じました。