幼稚園からず〜っと一緒の三人組は、
毎年グループの名前を順番に決めて色々なことで
つるんで、遊んだりいたずらをしたりしています。
でも、今年ぼくが名前をつけたときに
守が「ぼく、今年は入らない」って言い出すのです。
小学校の3、4年ともなれば、学校の勉強や習い事、家のことなど
いろいろなことがあって「今までと同じ」ではいられなくなる。
友達や他の人の気持ちを考えたりというちょっと大人な感情も
出てくる頃なんでしょうね。
主人公のたつし君は中2のお兄ちゃんのおかげで
少しずつ、みんなの気持ちが見えるようになっていくところで
あぁ、そうなんだなぁ〜って。
友達関係や学校のことでちょっとつまづきが出来た頃には
これをそっと机に置いておきたいなと思いました。
しかし、村上しいこさんの話っていいなぁ〜。