あきやまさんの「へんしん」シリーズの1冊です。
今回はただ何かに変身するのではなく、「マラソン大会」という目標の中での変身でした。
大概のものはすぐ何になるのか予想がつきましたが、カマキリと、カエルの変身の仕方はなかなかピンときませんでした。
“カマッ”→“まっか”、“げこ”“こげ”
成程、これは、スポーツの大会だからこそ、当てハマる面白い展開だな〜と、ひとりで納得。
人間の男の子の名前が「なおと」だったので、あえて、彼に勝たせるのか!?と、思いきや、大人になって、身体が重くてあまり速く走れなくなるというオチ……。
あきやまさんの発想は面白いです。
まだ、この本を子どもたちに読んだことはないのですが、もし読み聞かせなどで使うときは、よく練習して、絵と言葉の変身が聞き手の子どもたちにスムーズに伝わるように、
ページのめくり方とかを特に注意しなければいけないかなと、思いました。
4,5歳くらいから小学校低学年のお子さんたちにお薦めします。