みどり色の目をしたねこは、
黒い大きな縞に赤い水玉模様のあるきれいなさかなと出会うまで、
きっと、特に孤独と感じることもなく、自由気ままに暮らしていたんでしょうね!
でも、ある日、自分のみどり色の目を「大好きなみどりの星と同じ!」だと言い、
「星ねこさん」と名前をつけてくれた変なさかなと出会い、知らず知らずのうちに
何でもない毎日が彩り豊かで潤いのあるものへと変わっていた。
人間の世界に置き換えてみても、とっても素敵な出会いで
羨ましく思います☆
私たちが暮らす現代社会はとても便利で、物質面では豊かです。
お金を出せば何でも揃うし、美味しいものも食べられる。
離れた地域や、遠い外国へも気軽に行けてしまうけれど・・・
心が豊かで幸せだと感じている人は、どの位いるでしょうね?!
一体、どれだけの人が日々の自然の移り変わりに目をやり、
鳥のさえずりに耳を傾け、川の魚の暮らしぶりに思いを巡らせることがあるでしょうか・・・。
人間の暮らしは豊かになったかもしれませんが、
心の豊かさは反比例しているような・・・。
我が家には、ネコ四匹と金魚一匹が、家族として暮らしています。
まるで、その子たちがお話の主人公にしてもらっている様な感覚で、
ほっこりした気持ちでこの本を読ませてもらいました☆
ぺん画の挿絵には実際には色はないけれど、
表現豊かなお話によって「色」が浮かび、
次々と情景が浮かぶ「魔法の絵本」の様です!!
性別年齢問わず多くの人に、星ねこさんとさかなと一緒になって、
自然の色や香りを感じて欲しいな〜と思います★