小学校で読み聞かせの図書ボランティアをしています。
この本は長谷川さんの絵本ライブの時の展示即売で
出会ったもので、現地で手に取り”即買い”となりました。
出身が関西ですので、この手の絵本はお手の物!
これからいろんな学年で反応を楽しみたいと思います。
ストーリーやイラスト、関西弁の訳については、
他の方が素敵なレビューをたくさん書かれているので、
この絵本の魅力であるシュールでブラックなラストシーンについて。
自分と図書ボラ友達、そして我が子の場合ですが...
自分・・・た、食べてもうたんか!?
友達・・・え〜?うさぎどこいったん?え?もしかして??
我が子(小学校高学年)・・・くまが食ったな!
我が子(中学生)・・・食ったな、うさぎを!
解釈はそれぞれでよさそうな感じです。
悪いことしたからやられた。。。
森の中の弱肉強食的には普通に考えられること。。。
原作ではeatという単語が使われているそうで、
そちらも読んでみたい気がします。
お尻でふんづけた説も面白いなって思います。
食べられた説をショックだと思われたり、そう受け止めたくない
方には、こういうことではどうでしょう?を提案します。
絵本の裏表紙?
(というのかな、開いてすぐの最初の部分と最後の部分)、
こちらにもグレートーンで森の仲間たちが描かれていますよね。
最初は帽子なしのくま&うさぎ。
最後は帽子ありのくま&うさぎ。
最後のページをいいように解釈してしまって、
「くまさんに帽子返ってて、うさぎおる。無事やったんや、ホッ。」
ほんじゃぁ、最初のページをどない説明すんねん?
となりますが、その辺りも解釈は自由だと思います。
もしかしたら、くまの帽子を最初に盗ったんは、
うさぎではなかったりして???
新たなミステリーを生んでしまいそうですが、
いろんな意味で想像力をかきたてられる絵本ということは
間違いないです。