人を裁くのに容赦ないえんまさんですが、この本に出てくるえんまさんは、いきなり泣いてる。お父さんやお母さんがいなくて泣くのは、人間と同じなんですね。
とくに、お母さんを恋しく思う気持ちは、ひしひしと伝わってきます。お母さん(に似たおばあさん)を地獄で苦しめたくないと、一生懸命かばうところは、見ものです。
途中でえんまさんが助けを求めて、あみださまが登場!このページ大好きです。一回読んだだけでは意味がわからなかったのですが、あみださまの表情が笑わせてくれます。
地獄のようすが垣間見れ、子どもたちも悪さをしちゃいけないと、あらためて思ったことでしょう。