読む前から、「ポレポレ」という言葉が気になっていた5歳の娘。
やまのぼりの経験はないけれど、
この夏生まれて初めて保育園のお泊りキャンプに参加したときのことが
とっても鮮やかに頭の中によみがえってきたようです。
ぞうさん、はりねずみさん、やぎさんが、
頂上を目指してポレポレと頑張ったやまのぼり。
保育園でも、長い道のりをポレポレと歩いて、
スーパーに買い出しに行ったね!
やぎさんが頑張って作ってくれたお夕飯。
保育園でも、みんなでカレーライスをつくって、
輪になって食べたよね!
夜。なんだか嬉しくって興奮して眠れないぞうさんたち。
お泊りキャンプでも、みんなとテントに寝るのが嬉しくって嬉しくって、
なかなか寝付けなかったよね!
家族で旅行に行くのとも、
お友達のお家にお泊りに行くのともちょっと一味違う、
あの野外キャンプのワクワクがとーってもよく伝わってきて、
私に至っては20年以上前の中学校キャンプの夜、
テントの中で先生に黙っておにぎりを食べたことなんかまで、
思い出しちゃいました!
そして、一夜明けて帰りの準備。
楽しかったような、ちょっと寂しかったような、あの独特の感じ。
絵を見ただけで、あ〜終わっちゃったね〜。という言葉が
口をついて出てくる感じです。
でも、この絵本の私の一番のお気に入りは、
一番最後のページの挿絵。
早速集まって次の計画をたてているぞうさんたちの姿に、
寂しさが吹き飛びますよ!
是非続編も読んでみたい、素敵な一冊です!