子供達に大人気の『いちにちシリーズ』ふくべあきひろさんの他の作品も読んでみたいなと思って、手に取ってみました。
好き嫌いの多いりょうたくん。
ごはんのおかずに嫌いなピーマンが入っていました。
「ピーマンなんて大嫌い。誰か代わりに食べてくれないかな〜」
ふとそう思った時、コップの後ろから小さな男の子が出てきました。
「食べてあげる」
それは小さなりょうたくん。
それ以来、小さなりょうたくんは嫌いなものを全部食べてくれるようになって…?
読み終わった後の正直な感想は、「こわっ!!」の一言でした(汗)
誰だって嫌いなものが出てきたら、「やだなー、消えてなくなっちゃえばいいのに」って思ったことがあるはず。
思わずそれを反省してしまいそうになりました。
『いちにちシリーズ』とは全く違う、少しダークなお話。
最後は夢オチなんかで終わるのかな?と思っていたら、いえいえ、そんなに甘くはありませんでした(笑)
小さなお子さんに読んで、「ほら○○くんも、りょうたくんみたいになるよー」とは口が裂けても言えないかなぁ。
それとも、子供の方が素直に「好き嫌いしたから、りょうたくんはこうなったんだよ」って納得するかも?
怖いもの見たさで、いかがでしょうか?