今まで、ありそうでなかった作品ですね〜。すごく楽しく読みました。
小学校の低学年・中学年くらいに読んだら食いつきがいいだろうな〜と、思いました。
どちらかというと男の方が喜びそうなテンポの内容です。
「ふじさん」がお話の中で落語をしているシーンがあるのですが、これはきっと“そばくい”ですよね?
富士山が歩くとき、もち肌の白い足がニョキッと生えているところも面白かったのですが、富士のすそ野がスカートか、幅のあるコートの裾のようにひらひら風にたなびいている姿がよかったです。
季節は問わない作品だと思いますが、全体的にさわやかさがあるので、新緑の季節に読むと、より雰囲気がつかめる気がしました。