以前、他のサイトで、「この絵本は自己犠牲を強制しているようで好きになれない」という意見がありました。
そういう見方もあるんだなあと、びっくりしました。私は、自己犠牲というのは人間の生き方として最も尊い生き方だと思っているし、それは決してむだに自分を犠牲にしているわけでなく、真の相手を思う気持ちから自然にそうなっていくことだと思っているのです。
でも、子供たちには決して、そういう生き方をしなさいと、直接お説教するようなことではないとも思うのです。だからこそ、こういう絵本の存在がとても大きな意味を持つと思うのですが・・・。
4歳の子供には難しい内容ですが、読み始めると実に真剣に聞き入ってくれます。やはり何か感じるものがあるのでしょう。