サムは図書館に住んでいるねずみ。
みんながいなくなった夜の図書館で、たくさん本を読んでいます。
お話が大好きなサムは、本を読んで学んだこと、知ったこと、考えたことが頭の中にあふれていて、ついに自分で本を書こうと決めました。
小さな紙に丁寧に書いた本、サム渾身の本、サムはそれを図書館の本棚に忍ばせました。
サムの本はいつも誰かに見つけられ、だんだん有名になっていきました。
作者のサムってだれだろう?気になった図書館の人がサムを図書館に招きたいと手紙を貼ったのですが…。
さあ、ここからお話はどう展開していくのでしょう。ぜひ楽しみに読んでほしいです。
この絵本を読んで、子供たちとも「絵本を作ってみようか」という流れになって、白い紙で製本しました。が、やっぱり筆が進まない子供たち。考えすぎちゃうのでしょう。お話を聞くのも読むのも大好きなのに。
お話を作ること、書くことに、かまえすぎてしまう子供たちに、素敵なきっかけを与えたサム。素敵すぎます。子供たちの中に眠る物語は、ささいなきっかけで溢れてくるものなんですね。
お話好きな子供にプレゼントしたくなる絵本です。