ゆかいなゆかいなおはなしシリーズは、光吉夏弥さんの訳で良質な幼年童話が楽しめるので、息子と一緒に少しずつ読み進めているところです。
今回も笑ってしまいました。
このシリーズ、光吉さんのあとがきで、作者のことや作品の背景もわかり、それも魅力の一つです。
あとがきに「子どもたちには明るい健康な笑いを!」とあり、この気持ちに深く共感しました。
【事務局注:このレビューは、1978年3月刊行 に寄せられたものです。】
息子がいなければ、シリーズを楽しむということもなかったでしょうし、このシリーズを作ってくださった光吉さんと出版社の方々には感謝です。
このお話、一人暮らしのおばあさんのところに、一匹のうさぎがやってくるというだけではありません。
まるで、ねずみ算のように増えてしまうところがおもしろいです。
おばあさんも最初は喜んでいる節もありますしね。悲壮感はなく笑えます。
そして、ラストにも笑いました。人ってなかなか懲りないものかもしれませんね。