全ページ試し読みで読まさせていただきました。
今まで私は、はなさかじいさんの犬はポチだと思っていました。
そうして、そういえば、犬はどんな風にしておじいさん達と
暮らしていたのだっけなあ?と考えていたのですが、思い出せない(笑)。
この絵本のようにどんぶらこっこと川から流れてはこなかったなあ。
読みながら、桃太郎と重なってしまった私です。
昔話は、地方によっても、人によっても、本(作家さん)によっても、
きっといろーんなバリエーションがあるのでしょうね♪
元々は口承で伝えられてきたものだし。
今まで、昔話というと、絵本を読まずに自分で話すのはうまく
できないなあ、なんて思っていたのですけれど、そう考えると
自分の言葉と間合いで話してもいいのかな?なんて思いました。
松成さんの絵がとても美しくて素敵です。緑の山の感じも、
もちろん桜の場面も。圧巻です。そう思うのは、私が日本人だからかな?
なにか遺伝子の中に組込まれているのかな。桜の花にぐっときちゃう
なにかが。きっとそんな風に感じたどなたかによってこの物語も
生まれたのでしょうね。
この絵本はまさに春、この季節に読みたい絵本ですね。
桜の花に酔いながら。