8歳と3歳の娘たちに読んであげました。
この『はなさかじいさん』は、シロとの出会いから、ちょっといつもと違っていて新鮮!
川で洗濯をしていたおばあさんが流れてきた箱を拾ってみると中に真っ白な子犬が入っていて、大事に育てた・・・なんてまるで『ももたろう』のよう!
娘たちも「ももたろうみた〜い!」と言っていました。
それにしても子犬のシロのかわいらしいこと!
シロが「おらの背中にのっとくれ」と喋ったことにもみんなでビックリ!
しかしちゃ〜んとお馴染みの「ここほれ、わんわん!」も言ってくれたので安心しました(^^)♪
じいさまとばあさまが泣いている場面では、
2人の優しさ、そしていかにシロを大事にしていたが伝わってくるようでした。
大粒の涙が忘れられません。
桜の花が咲く場面は、特に色鮮やかで美しかったです。
おじいさんの笑顔も見られて嬉しかったです。
怠け者の隣のじいさまとばあさまの顔の見て、娘たち「変な顔・・・。」
自分のことしか考えず、悪いことをする人はみんな嫌な顔をしてるんだよ〜と、気付いてくれたかな?
おはなしもうひとつの『みるなのくら』は、初めて読みました。
『みるな』は「見るな」ってことなんですね。
長女は、「なんか他のお話にもこんなのあったよね?」と言っていました。
どちらのお話も、いろんな昔話を知っていると会話が広がりそうだなぁと思いました。
裏表紙の絵が、なんとも言えず切ない温かい絵で胸がきゅっとなりました。
子供たちも、シロが死んでしまったことは悲しがっていました。