たくさんとれたおいもをお隣さんに、そしてまたお隣さんにとおすそあげしていくと、最後にはまた、もとのところまでまわってきた、という心の温まるお話です。
最近自我が強くなり、ダメを口にすることが多くなった息子にちょうどよい一冊でした。
何度も繰り返して出てくる「ひとりで食べてはもったいない。そうだ○○さんにあげよう。」というところは、心に残ったらしく自分でもよく口にしてまねしています。
この本をきっかけに半分をだれかにあげる、という優しい行動が自然にとれるようになってくれたらいいな、と思います。
最後に登場する動物たちの家が描かれているところでは、これがだれだれのお家で…と、指差しながらとても楽しそうです。
とても良い絵本だと思います。