新美南吉の、「木の祭り」と、「赤いろうそく」の2編が収録されています。お隣り町の生まれの新美南吉は、半田市にも常滑市にも
「新美南吉コーナー」が設けてあるので、私は好んでいつも借りてきます。木の祭りが、蛍の幻想的な絵が好きなのですが、司修さんの絵は、その部分だけでなく全体的にそうなので、うっとりして眺めてます。
「赤いろうそく」も、絵が素敵だなあと思いました。動物たちが、さるが拾ってきたろうそくに、とても興味があるのですが、花火に火をつけるには、やっぱり勇気がいりますね。花火だとビクビクしていた動物たちとは、反対にぼんやり静かに燃えているろうそくも
存在感があっていいなあと思いました。