庶民の味方、回転寿司。
この回転寿司に行く家族を描いたストーリーですが、
やはり長谷川さんにかかると、ドラマティックになるのですね。
お父さん、おかあさん、妹、ぼく。
まず、冒頭から気合が入ります。
給料日の並々ならぬ気合は、共感できそうですね。
そして、この家族には、回転寿司の作法のようなものがあり、
それに沿って、粛々と食事が進みます。
お父さんが、陣頭指揮です。
ぼくはその姿に敬服しつつ、その範疇で自己責任で選ぶのです。
これは子どもにとっては魅力でもあります。
お父さんの指揮は、まるで野球のサインのようなジェスチャー。
綿密に練られた、この家族の作戦は見事です。
また、ぼくの不覚にも冷静に対応してくれる、お父さんの懐の大きさ。
家族のあうんの呼吸のすばらしさに拍手!です。