レビューで「怖い絵本」と書かれていて、気になっていたので読んでみました。
古い家に住むおばあさんと一緒に暮らすことになった、ぼく。
高い天井のはりの上の暗がりが、とても気になるんです。
古い家の中がメインなだけあって、全体的に暗いトーンで
まとめてあります。それがまた怖さを増強している感じ。
そして貧弱そうなぼくの、その表情。
「みないから いるか いないか わからないよ」
「みなければ いないのと おんなじだ」
とは、おばあさんの見解。けれど、気になるぼくは、ついつい・・・
絵本を読んで、寒気がしたのはこれが初めての経験でした。
なんですか、これ。マジで怖いんですけど。
おばあさんとぼくとの少ない会話と、ぼくの心の声が文になっています。
そして、それ以上に語りかけてくるのが独特なタッチの絵。
最後のページ、怖すぎです。
怖がりな子には読ませないように、要注意。
こういうジャンルの絵本もありなんだ!と思った異色の作品でした。
インパクト大です。