高野優さんってあの?
第一印象はそんな感じでした。やはり、私の思っていた通りのあの高野さんです。
いつも楽しくて、笑いたくなる共感できるエッセイやマンガを描いていらっしゃるあの高野優さんです。
その高野さんが書かれた初めての絵本だということにも驚きました。
実話なのでしょうか。
内容はとても大切なテーマである命について考えさせられます。
お父さんは、どうやら病気で亡くなられたらしいということがわかります。
お姉ちゃんと、弟君、それぞれ、潰れそうな心で、しっかりと死と向き合っているのでしょう。
弟が今日から眠らないという決意・・
その真意。眠る度にお父さんのことを忘れていきそうな気がしているという気持ち。
親を亡くしたという凄惨な経験をした子どもにしかわからない気持ちかもしれません。
お風呂の中で二人そろって泣いているシーンにもらい泣きしてしまいました。
ちゃんと見てる?という最後のページ。
きっと見てくれているよ・・と思わず絵本の二人に言いたくなってしまいました。