タイトルを見れば、あの定番の卒園の歌が頭に浮かびますよね。
そういう卒園をテーマにした、園生活の思い出のような内容かと思って読みましたが、中身はまったく違いました。
病気で遠くの病院に入院しているお友達に、卒園前に会いに行こうという、5人の子どもの冒険のような物語。
入院している子の病気はとっても重く、余命も短いというような話の流れで、正直読んでいて苦しくなりました。
先生や親に黙って電車に乗って…という行動、1人ずつ保護されて残った子どもが逃げるような切羽詰まる雰囲気。
現実離れが許される絵本の中だとしても、個人的にはあまり子どもに読み聞かせたいと思える内容ではなかったです。