中国の昔話です。
働き者の若い夫婦が拾ったかめ。それは、中に入れた物が百個に増える不思議なかめでした。若い夫婦は村の人たちの為にこのかめを使ったのに、いばりん坊の地主は、自分の欲の為にそのかめを取り上げてしまいます。でも、やっぱり上手くしたもので、なかなか思うようにはいきません。
貧しくて正直な人が持っている不思議な道具を、意地悪な大金持ちが取り上げるという昔話は結構ありますが、この話は最後に増えたものが、なんと地主のおとうさんだったというところが、なんといっても面白い!かめからぞろぞろ出てくるおとうさんたちの姿は圧巻です。
この物語の後、この百人のおとうさんの運命はいかに?