昔話のはなさかじいいさんは、知っている人が多いのですが、馬場のぼるさんは、いじわるじいいさんの立場から捕らえてお話しを作り変えたのです。
人間の心理からして、隣をうらやんだり、ひがみ根性が出たりするのはよくあることです。
そもそも 昔話は よいじいいさんと悪いじいさんを対比するお話しが多いのです。 善悪がはっきりしています
馬場さんは、となりの意地悪じいさん夫婦の悲しい結末に同情しながら哀れを感じているのですね
たしかにいじわるじいいさんは となりのじいさん夫婦が 良いことばかりでうらやむのですが・・・・
現実にはこんなに良いことばかりがつずくとは 考えられません
昔話は そんな人間たちの不安を 吹き飛ばせてくれるのでしょうが
馬場さんは現実そのままを 「となりの花さかじい」の絵本に盛り込んでいるののですね
馬場さんの気持ちが伝わるお話しでした
大人向けかな?(現実を考えさせられました)
子供には本来の昔話の はなさかじいさんがすっきりとしていると思いました