絵を見ても、文体を見ても、語り口調からしても、どこからみても、オーソドックスな日本昔話〜と思って読み進めると、いい意味で期待を裏切られ、読みながらもクスクス笑いがとまりませんでした。
カニがとこやの商売を始めることになり、片手にはさみ、片手にくしを持って、お客さんがくるのを待っています。息子は、それを見るやいなや、自分のはさみがあるのに!とツッコミをいれると思えば、ページをめくると、最初にカニが声をかけた客が、ツルツルのたこだなんて!!私も、読みながら、岩のかげにタコた見えた瞬間で、笑いがとまりませんでした。
最後に、カニのこども、まご、ひこ(ひまご)が勢ぞろいして、はさみとくしを持っている姿は見ものです(笑)!