石津ちひろさん(文)と石井聖岳(絵)さんのコラボ絵本です。
五十音を上手く使ったダジャレっぽい言葉遊びの絵本で、動物や虫がたくさん登場します。
たとえばこんな感じ
「せみ」のところでは、
“せんせいむしして”
“みんみんおしゃべり”
わらってしまったのは「つばめ」のところで、
“つかれても”
“ばすにのらない”
“めそめそしない”
この時のつばめたちのグッタリ感がよかったです。
他にも石井さんならではの味わいのある動物や虫が描かれていて、見れば見るほど楽しいです。
『たてによんでも よこによんでも たのしいえほん』
と書かれているだけあります。
一見、小さい子向けっぽいですが、
『これで五十音を覚えるというより、五十音が理解できているからこそこの言葉遊びの面白さがわかる』タイプの作品だと思います。
6,7歳から小学校中学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか?