つちださんの作品だったので選びました。つちださんの楽しい絵が今回も健在で嬉しかったです。表紙を見ただけでもカレーが食べたくなる絵本です。読んだ後なら尚更です。絶対にカレーが食べたくなる絵本だと思いました。八百屋さんのおじさんは”ぎゅうぎゅうかぞく”に登場したおじさんだったのが嬉しくなりました。”あぁ、繋がってる!”と。八百屋さんにも“華麗なるカレー教室”という張り紙が何気なくしてあったり、漬物屋では味のある店主だったりとにかく細部の登場人物から張り紙まですべて”つちださんワールド”の魅力が溢れていました。夕方の町にカレーの匂いが漂ってあたり一面ターメリックの色に染まっているところがなんともカレーを食べたくなる夕暮れでした。とにかくカレーが食べたくなる絵本です。