小さなたまごを親鳥は、来る日も来る日もあたためました。
そしてとうとう殻が割れ、かわいい小鳥が生まれました。
何日もあたためることは忍耐強くなければできませんね。
でも幸せな気持ちであたためているのが伝わってきます。
人間の母親に置き換えると学ぶべきところがたくさんあります。
そして小鳥は「今度は自分で 幸せなたまごをあたためることでしょう。」
子どもに受け継がれる想いがシンプルに描かれています。
たまごをあたためるときに、隣にある花もどんどん成長していくところ、色が黄色・青・白の3色しか使われていないところも素敵です。
文章も短く絵もはっきりしていてかわいいので、息子も大好きで何度も読み聞かせしています。