逆立ちをしたら、天井に落っこちた――その発想が面白いなと思いました。
絵本をさかさまにして読むのは、かがくいひろしさんの『まくらのせんにん そこのあなたの巻』でも経験済みでしたが、こちらの方がひっくり返す頻度が多い!
絵本をくるくる回しながら読むところは、傍から見ると不思議な光景だろうなと自分の姿を思い浮かべておかしくなりました。
絵本をたびたびひっくり返しながら読むなんて、せわしなくてお話に集中できないんじゃないかと思うかもしれませんが、心配ご無用。
神秘的な絵と風変わりなキャラクター達のおかげで、どんどんお話に引き込まれていきます。
さかさまの世界に浮かぶ大きくて丸い月の、なんとも綺麗なこと!
アンナのように冒険できたら、楽しいだろうなぁ。
次の月夜のオーケストラにも誘ってもらえるなんて、うらやましくなりました。