ルラルさんの中にでてくるねこは、いつもルラルさんを、
新しい世界に連れて行ってくれる存在ですね。
今回は本の世界から、冒険の世界へのお話です。
本は一人で読むものと思っていたルラルさんが、
動物たちに本を読み聞かせしてあげます。
読んでいる途中で、お話の中に出てきた穴を探しに出かけるみんな。
しぶしぶ付き合うルラルさんも、
そのうちにそんな冒険が楽しくなってきます。
動物たちには本の楽しさが分からないと思っていたのに、
本の続きを期待しているのを知り、
みんなで本を読むことの楽しさにも気がついていくのです。
ルラルさんって、最初は気難しいおじさんだと思っていましたが、
本当は少年の心をもった優しいおじさんなんですね。
ルラルさんって言いにくいけれど、でも息子が、
「ルラルさんよんで〜」と持ってくる理由がなんとなく分かるような
気がします。