歴史に重く刻まれた、2001年9月11日
今は無きNYのワールドトレードセンタービル。
その昔、このビルの完成間近に工事現場に忍び込んで、地上400メートルの場所でビルの間を綱渡りで渡った男がいたのでした。
人がやらないことをやってのける…批判や反対はもちろんあるけれど、支えてくれる友達と共に自分の夢を叶えてしまったのです。
想像のつかない地上400メートルの世界。
そこで風や空と一体になった瞬間、読み手も聞き手も手に汗を握る事になるでしょう。
悲惨な事件の現場になった場所は、人々の想像を遙かに超える夢を叶えた人の場所でもあるのです。悲しいだけの歴史があるのではない事を知って欲しくて、このビルが無くなってしまった年に産まれた子ども達に読み聞かせをしました。
世界が終わってしまうかも知れないと思ったあの日。でもあの時に来ることを願った”未来”は今も続いています。これからの未来を担っていく子ども達に知って欲しいと思いました。
あのビルが確かにあの場所にあった事、懐かしく思い出させてくれます。