10歳の息子と読みました。
映画にもなった実話で、本当に信じられない話ですが
世界にはこんな人もいたのです。
私は高いところが怖い!
このフィリップさんには絵本を通じて何一つ共感できることがなく、
ただただ、近所のおばあさんのように、
「危ない、危ない!」とつぶやきながらの絵本読みでした。
警官たちが上にきてどやしつけるのさえ、
もーそんなことしてフィリップさん落ちたらどーしてくれんの?!
って文句を言いたくなります。
一方、高いところが大好きな息子は
目をキラキラさせながら読んでいました。
特に気にいったのは、フィリップさんが空中を楽しんだ後に
警察に両手を差し出したところ。
思う存分好き勝手して、もう悔いはないという彼の表情に
とっても惹かれたようでした。
もう、私は母親として、息子がこんなことをしたらマジで泣く、
フィリップさんのご家族の心痛や如何にといった思いでした。
しかも前の晩寝てないしね。
手伝う友達も友達だわ(怒)。
と、息子と私とではかなり感じ方や意見の割れた一冊となりました。