まずお話よりも先に印象的なのはイラストが不思議!ということ。
女の子やお人形の表情がちょっと怖げで決してかわいいとは言えないのだけれど
全体的にふんわりした優しさを醸し出しているんですよねェ。
それは多分点描のようなタッチだからでしょうか。
あんまり美術関係には明るくないので的外れだったらすみません^^;
25番地のそのお店には女の子以外にもう一人だけお客さんがいました。
その人が誰なのか女の子がお店に入る前のページから
実は私よりも娘が先に見破りました。
お店の外にチラリと見えたあるモノを目ざとく見つけたからです。
「あ!●●●●がいる!」と。読み聞かせる私の方は活字を追うほうがメインなので
ついつい絵の細部に注目ができず気づかなかったのです。
「すごいねー気づいたんだ〜」と私が褒めると
めちゃくちゃ得意げにページをめくります(〜_〜;)
漢字が多くてルビを振っていないものもあるので娘には難しいかな・・・と思ったのですが
思いのほか楽しんだ様子です。
ラストで空から降ってきたものももちろんだけれど
女の子の贈り物をしたいという優しい気持ちを汲んでくれて
12月通り25番地に連れてくるっていう神様の計らいもなかなかステキですね★
クリスマスの香りにつつまれた女の子。
いったいどんな香りかな?って想像すると楽しいですね。
さしずめ私ならやっぱり甘いケーキの香りかな
始めは眉間にしわが入ったような女の子の顔が
ラストには柔らかな表情に変わって行くというほんとうに優しい絵本です。