正直、あまりに悲しいラストだったので、「ふぶきのあした」で終わって欲しくなかったです。続きはとても気になっていました。
一つの物語の最終巻としては、とても感動しましたし、読者の期待を裏切らないお話でした。
だけど、このシリーズに本当に、この最終巻は必要だったのでしょうか?と、私は思ってしまうのです。
続きが読みたい気持ちは、他の読者の方と変わらないつもりですが、この最終巻は映画の為にあえて書かれたという気がして、なりません。
本当の「ふぶきのあした」の続きは、読んだ人それぞれの心の中で、ひっそりと息づいているのではないでしょうか?
ガブとメイに再会できたことは、本当に嬉しいのですが、なんとなく、映画の宣伝に使われているような気がしてならないのは、私だけでしょうか?