わりと淡々とした語り口なのに、引き込まれます。
記憶がほぐれていく瞬間の描写が、よかったです。
おおかみとひつじの友情物語、って設定は、個人的にはあまり好きではありません。
食べることを悩む、という、問題意識の持ち方?が、ちょっと。
そんなことまで悩まなければならない、こみいった時代なのかなぁ〜? 今って?
善悪の基軸、価値判断の基軸はどこにあるの?というか。
いくらお話だからって、不自然すぎるでしょう。本来、悩むところじゃないでしょ、そこは。と思ってしまう。
複雑すぎます。
もっと単純に、スカっとしたいよ!と、思わなくもないんです。
なので、どうも、手放しに感動しました!というスタンスにはなれないのですが、読後感はよかったです。
よみごたえもあり、絵もすばらしいです。