なんか、泣けてしまった。
これは、子どもというよりも、大人が泣ける本だと思う。
お父ちゃんがなくなって、おかあちゃんはミシンでものを縫う仕事をしている。
そのおかあちゃん、ミシンでなんでも作ってくれるのだけれど、それがちょっとだけズレてるところがかわいらしい。
なんでもミシンで作ってくれるおかあちゃんに、「なんでも作れるなら、おとうちゃんをつくってくれ」とつい口走ってしまったぼくと「おかあちゃんのミシンでも、おとうちゃんはつくられへんわ」
というおかあちゃんの言葉にほろり。
でも、そのままでは終わらなかった、このおかあちゃんのたくましさ、明るさに乾杯!
がんばれ、おかあちゃん!と応援したくなるお話です。