登場するオオカミくんは、孤高のピアニスト。
そしてとてもロマンチスト。
自分のピアノを聞かせてほしいという依頼の手紙があれば、どこまでも出かけていくのです。
とても夢のある絵が気持ち良く感じます。
オオカミくんは、ピアノを聴いてもらえるだけで幸せなのだけど、やっぱりオオカミはオオカミ。
羊の中で演奏していたら、どこからか「食べられちゃうよ」という声。
その一言で、せっかく楽しんでくれていた羊たちは逃げ去ってしまいました。
オオカミくんを理解してくれる人もいるのだけど、そうでない人もいるのです。
これからも、オオカミくんは依頼されれれば出かけていきます。
次はどこでピアノを弾くのだろう?
どこまでも話が続きそうです。